プライバシーのない世界 - 映画『サークル』


かなり今更になるのですが、エマワトソン主演のサークルを観てきました。ずっと観たかったんですが、時間が合わず。
もう夕方の一回きりになっていたので、かなり遅くなってしまいました☺︎


映画『ザ・サークル』本予告 11月10日(金)公開

こちらが予告編。
エマワトソン、本当に綺麗になりましたよね、、ちっちゃいハーマイオニーだった頃が懐かしいです!

f:id:Whytey:20171209220714j:plain

あらすじはこちら。


エマ・ワトソン主演、トム・ハンクス共演によるSNSを題材にしたサスペンススリラー。ユーザーのあらゆるデータを蓄積し、世界ナンバーワンのシェアを誇る超巨大SNS企業「サークル」。憧れの「サークル」に採用された新入社員のメイは、あることがきっかけでカリスマ経営者のベイリーの目に留まり、新サービス「シーチェンジ」のモデルケースに大抜擢される。「サークル」が開発した超小型カメラによって、自身の24時間を公開することとなったメイは、あっという間に1000万人を超えるフォロワーを集め、アイドル的な人気を博していくが……。ワトソンが主人公メイ、ハンクスがカリスマ経営者ベイリーを演じる。”



予告編を観た時から、面白そうだなと思っていたんですがやっぱり面白かったです。
SNS全盛期に生きてる私たちにとって非常に興味深い作品でした。

サークルというネットサービスの大企業に新入社員としてやってきたメイ(エマワトソン)。仲良しのアニーの紹介で世界一の企業で働けることに。
アニーが跳ねながら広い社内をメイに紹介するシーンが好き!
実際に本当にそうかもしれないんですが、アメリカとかの会社って本当にオープンでお洒落なオフィスですよね。
サークルのオフィスも巨大で、何でもある一つの街のようなところでした。素敵!!!

サークルは現実にある会社でいうと、なんだろう…googleとか、Facebookみたいな感じなんでしょうか…?(あんまりわかんない)

メイはサークルの重要人物と関わる機会が多く、はたからみたら恵まれてるな、という感じ。そういう人っていますよね。メイの場合は素直で正義感の強いところが評価されているように感じました。


この映画の中で印象に残っているのが、サークルの社員がみんなで叫ぶ 「Share is care!!!」 というセリフ。
日本語でシェアは思いやり。と訳されていました。
自分のみた景色をインターネット上で他人と共有することで、それが出来ない人々に同じような体験をさせられる。という理論らしいです。

サークルの社員たちは会社の創設者を熱狂的に支持しており、私たちまで創設者の支持者になりそうでした。ハンクスの演技が軽快で垢抜けていて、ユーモラスで、彼が魅力的であるからこそ、彼のするプレゼンテーションに引き込まれ、彼の考えに賛同してしまう。そんな感じ。



サークルのネタバレはしないようにしたいのですが、一つあげたいのが「プライバシー」について。
今の私たちの生活は果たして私たちのものなのでしょうか。
家でくつろいでいるところをもし誰かに見られていたら。自分が家族、友達、恋人に送ったメールやLINEなどが第三者に覗かれているとしたら。
ネットやカメラの技術が向上した今、私たちのプライバシーが完全に守られていると言えるのか。気づかないうちに誰かに監視されているかもしれないという不安を感じる映画でした。

けれど人間はSNSで自分の生活を発信したがる節もあります。それは、自分はこういう人間です!ということを多少偽造してアピールできるからだと私は思います。私自身がそうで、このブログこそただの自己満足ですが、インスタやツイッターでは自分の日常を特にきにすることなくポストしています📮。


とっても不思議だし、これからますます進んで行くであろうネット社会での生き方を考えさせられる作品でした。

映画のジャンルがSF/スリラーになっていたのも気になりました。
よかったら観てみてください。